基礎知識
パッチ溶接(パッチ当て溶接)とは?目的と用途、溶接事例をご紹介!
「工場の配管が腐食や摩耗により、穴が空いてしまった…」、
「部分的な損傷のため、コスト面から交換はできない…」、
「大型の据え付きのタンクの穴が空いてしまって困っている…」
などのお悩みはございませんか?このような場合に活躍するのが、「パッチ溶接」です。
パッチ溶接(パッチ当て塗装)は部分的な補修が可能で、買い替えの必要がないため、コストダウンにつながります。千葉・房総製缶板金加工.comを運営する株式会社アガツマでは、設計から製造、そして塗装・発送まで全てを自社で対応が可能であり、パッチ溶接も対応が可能です。特に据え付きタンクの損傷等、緊急度の高い場合にも、短納期にて対応いたします。

パッチ溶接とは?
パッチ溶接(パッチ当て溶接)とは、金属製品の補修技術の一つで、腐食、摩耗、亀裂、穴あきなどで損傷したり、肉厚が薄くなったりした部分に、「パッチ」と呼ばれる新しい当て板を当て、その周囲を溶接して接合・補強する方法です。主に穴を防ぐための補修方法であり、据え付きのタンクなど、動かすことのできない工場設備にも使用されます。
パッチ溶接の目的と用途
パッチ溶接は、損傷した部品全体を交換するのではなく、問題のある部分だけを局所的に修理・補強するために行われます。パッチ溶接を行うことで、腐食や摩耗で薄くなった部分の肉厚を回復させることができ、直接溶接するよりも強度が増します。そのため、穴や亀裂などの損傷部を塞ぎ、強度や気密性・水密性を確保するが可能になります。
用途としては、プラントや工場などで、腐食により薄くなった配管やタンクの補修や、フレームなどの修理に活用されます。また、物流現場においてフォークリフトがトラックへの直接荷役を行う際に使用される、大型連結製品であるバンステージの腐食にも活用されます。
パッチ溶接のメリット
コストパフォーマンスの高さ
部品を丸ごと交換する場合、当然ながら「部品代」がかかります。それが大きな部品や複雑なアッセンブリであれば、費用は何十万円にも膨れ上がります。一方、パッチ溶接で必要なのは、当て板となるわずかな金属片と溶接材料のみで抑えることができます。周辺の部品を広範囲に取り外す必要もないため、交換にかかる工賃も抑えることができます。据え付きの大型製品に対しても、部分的な補修が可能で、全部買い替えの必要がないため、大幅なコストダウンになる。
修理時間の削減
工場内でコストと同じくらい重要なのが時間です。もし本体を交換するとなると、発注から納品までタイムラグが発生します。その間、工場のラインなら稼働を停止する必要もでてくる可能性があります。パッチ溶接は、金属板を加工して当て板を作り、すぐに溶接作業に取り掛かることができます。損傷した際に、迅速な対応ができる点もパッチ溶接のメリットです。
本体や部品が入手困難な場合にも対応可能
古い機械など、メーカーがすでに製品の製造を終了している場合、新品の製品は手に入りません。また、廃盤の製品で、複雑な形状の部品であっても、パッチ溶接であれば、製品の損傷部の形状に合わせて加工し、溶接することが可能です。
パッチ溶接を行う当社ならではの強み
パッチ溶接による+αのご提案
当社では、パッチ溶接の修理に加え、再度の腐食を確実に防ぐための防錆塗装など、+αのご提案が可能です。
基本的には、溶接材のご提供、溶接はお客様で対応いただくことが多いですが、弊社へ持ち込んでいただく場合は、防錆塗装など、+αのご提案が可能です。
パッチ溶接をご希望される方は、腐食、摩耗、亀裂、穴あきなどで損傷した部分の修理をご希望される方が多いです。修理のみでは、時間の経過により、再度の修理が必要になります。防錆塗装を行うことで、防錆を防ぎ、機械の耐久性を高めることが可能です。
弊社の最大の強みは、お客様が求める製缶板金製品の企画・設計段階から、精密な板金加工、高度な溶接、耐久性を高める焼付塗装、最終的な組立、そしてお客様への発送まで、全ての工程を一貫して自社で完結できる生産体制を確立している点にあります 。この徹底したワンストップサービスにより、各工程に熟練した技術者を配置し、最適なプロセスを経て最高品質の製品を提供することが可能です 。外注に依存しないことで、「アガツマ1社と取引すれば全てが完結する」というお客様への安心感を提供するとともに、工程間の無駄な待ち時間や輸送コスト、それに伴う納期の遅延リスクを根本から排除し、お客様の生産計画を強力に支援いたします。
地域密着型の営業体制と一貫対応で超短納期を実現
工場内の機械の損傷は、工場のラインの停止など、生産効率に影響を与える可能性もあり、早急な修理が必要です。当社では、地域密着型の営業体制を活かし、お客様からのご依頼に対し、即日での見積もり回答や迅速なレスポンスを強みとしています。特に納期を重視されるお客様から厚い信頼をいただいており、千葉・房総エリアはもちろん、アクアラインを通じて神奈川県横須賀・三浦エリアへも特急納品できる体制を整え、広範囲のお客様の緊急ニーズに対応しています。また、お客様の手書きのポンチ絵や漫画絵といった構想段階の図面からでも設計サポートを行うため、製品開発の初期段階から製作へとスムーズに移行し、開発リードタイムの短縮に貢献します。3D CADを駆使した最適な設計提案により、お客様のアイデアを迅速に具現化します。
最大6mクラスの大型製缶加工に対応する設備力
大型製品のパッチ溶接はもちろん、板金加工、高度な溶接、耐久性を高める焼付塗装、最終的な組立も対応が可能です。
当社は最大6mまでの大型サイズの製缶板金加工に対応可能であり、これまでに培った豊富な経験と技術力を誇ります 。過去には4m×4mやW5m×L10mといった特大サイズの製品も手掛けており、大型部品の加工に求められる高い精度と安定した品質を確保しています。板厚に関しても、鉄は最大16mm、ステンレスは6mmまでの厚中板加工に対応し、お客様の多様なニーズに応える製品を製作いたします。
パッチ溶接の製作事例紹介
砂洗い機械の補修

本製品は、長年のご使用により摩耗し、穴が開いてしまった砂洗い機械の補修をの事例になります。今回は機械全体を交換するのではなく、損傷した箇所のみを部分的に補修する工法をご提案。レーザーで正確な寸法に切り出した補修用の鋼板(板厚12mm)を、半自動溶接で丁寧に接合し、最後にサンダーで表面を滑らかに仕上げました。
>>加工事例の詳細はこちら
バンステージ 修理・塗装

本製品は、腐食してしまった「バンステージ」の修理事例です。当社では、切除した腐食箇所には、新しく製作した部品を交換溶接し、構造的な強度を徹底的に補強いたしました。加えて、再度の腐食を確実に防ぐため、防錆塗装を行いました。当社では、設計から板金加工、溶接、塗装まで一貫対応が可能です。お気軽にお問い合わせください。
>>加工事例の詳細はこちら
パッチ溶接のことなら千葉・房総 製缶板金加工.comにお任せください
いかがでしたでしょうか。
当社では、パッチ溶接による修理に加え、再度の損傷を防ぐための塗装など、再発防止のご提案が可能です。
また、当社が運営する千葉・房総 製缶板金加工.comは、2~4mの厚中板製缶板金製品の設計から製缶板金・プレス加工、溶接組立、塗装までワンストップ対応する、大型製缶板金加工や設計に関する技術情報をご紹介する、専門技術サイトです。千葉・房総 製缶板金加工.comは、様々な業界向への納入実績が豊富で、信頼と実績を積み重ねてきました。
溶接等の修理のご相談も問題ございませんので、お気軽にお問い合わせください。